言葉の力

私は医療技術職の仕事をしています。

国家試験合格を目指していた専門学校時代、受験資格には臨床実習があり、

私は地元を離れ関東圏で実習を受けました。

年末年始を挟んだ期間の実習であったので、帰省せずに友人と群馬の高崎に

初詣に行きました。たくさんの達磨を堪能し、国家試験合格祈願も兼ねて

おみくじを引きました。出たのは”凶”、人生初の”凶”、やはり落ち込みました。

慰めてくれた友人の手前、気持ちを切り替えたふりはしましたが、やはり

引っかかる。。。

 

そのまま屋台へ向かい、楽しみの1つだった”焼きまんじゅう”を買ってお金を

払おうとした時、小銭も1千円札もなく、1万円札しかないことに気づき、

焦りました。

屋台の方が、何となく気合の入った、ちょっと怖い感じの方で、

さっきの”凶”が頭をちらつき、1万円札だしたら怒られるなぁと思い、

「すいません。1万円しかなくて。」と差し出すと

「お正月だからいいんだよ。お正月から謝んなぁ。」と。

 

もう、どれだけ安堵したか!”凶”がでたことなんか、チャラです。

グッド群馬! 今でも良い思い出です。

その後の国家試験にも合格し、ご縁もあり関東で4年働きました。