子どもの頃の勘違い
子どもの頃の勘違い。
*想像のもの*
●こうもり
よくドラキュラとセットで描かれていることが多かったので、
勝手に想像の生き物、河童の類と思っていた。
しかし、男の子が捕まえたといって羽をひろげて持っていたのを
見て言葉がでてこなかった。
あれが人生初の”言葉がでてこない”経験だった。
子どもも驚くと言葉がでない。
●傘をさせば空は飛べる
メリーポピンズの映画をみて、家の2階から傘をさして
飛んでみようと何度かトライしようとした。
地面に石がたくさんあったので痛そうだと思ってやめていた。
●虹の上は歩ける
地元CMでカエルと子どもが虹を滑り台のようにしていた。
自分も歩きたいと思い、虹を見つけるとその方向に
歩いて行った。
遠くから見ると虹はあるのに、近づこうとすると無くなった。
*歌*
●赤とんぼ
♪夕焼け小焼けの赤とんぼ おわれて見たのはいつの日か♪
”おわれて見た”を、子ども同士が追っかけっこしている時に、
チラッと夕焼けを見たのだと思っていた。
作詞の背景を知ると何だか申し訳ない気持ちになる。
*自然*
●懐中電灯
照らせば月まで届くと思っていた。懐中電灯をずっと
月に向けていた。
月が出ているとそれなりに明るいので光が届いている
と思っていた。
●やまびこ
「ヤッホー」と言ったら、誰かが「ヤッホー」と返事を
してくれるものと思っていた。
家のベランダから近所の団地に向かって「ヤッホー」と
よく叫んでいた。
返事はなくても、”今は誰もいないんだなぁ”と思って
平気だった。
●なめくじ
カタツムリの中身は、ナメクジだと思っていた。
いっぱいナメクジを集めたら怒られた。
子どもの頃、ファンタジーの世界にいたんだろうなぁと
思う。